物件が建つ “文京区白山エリア” の魅力とは?

2022.07.29

凛とした空気が漂う “文京区白山エリア” に、BEARS社が手がけたコンパクトなリノベーション戸建てが完成しました。この連載では全3回に分け、その魅力に迫っていきます。

白山4丁目 物件写真


文京区について


文京区は森鴎外や夏目漱石、樋口一葉、石川啄木など数多くの文人たちが暮らした街で、
東京大学」のある本郷を中心に学者や作家等が集まり、数多くの優れた作品が生まれたことから “近代文学発祥の地” といわれています。

また文京区では、“緑豊かな街を楽しんでいただく” ことを目的に、四季折々の花をテーマとした『文京花の五大まつり』を開催しています。さくら、つつじ、あじさい、菊、梅の5種類の花を季節に合わせて楽しむことができます。

白山エリアの特徴


白山は「白山神社(旧称:白山権現社)」が地名の由来となっており、948年(天歴2年)に加賀一の宮 白山神社を武蔵国豊島郡本郷元町に奉勧請したのがはじまりといわれています。

白山神社
東京の鎮護と万民の平安を祈願されたお社である “東京十社” のうちのひとつであり、境内には東京十社巡りの看板や由緒看板が立てられています。

江戸時代のはじめは百姓が多い地域でしたが、1657年(明暦3年)に江戸の大半を焼いた大火災といわれている『明暦の大火』によって、屋敷を失った大名や寺院が周辺の台地上に移住したといわれています。

1871年(明治4年)に廃藩置県が行われ、かつての大名屋敷や拝領地は荒廃しましたが、大きな屋敷地は明治政府が買収し、国の施設として陸軍省が兵器の製造、文部省が大学などの教育施設に利用しました。

また近隣には、国の指定文化財として日本で最も古い植物園の「小石川植物園」や、築山泉水回遊式の日本庭園である「小石川後楽園」があります。

小石川後楽園
左上:西門入口近くにある看板 / 左下:中央に蓬菜島を配し琵琶湖を表現したといわれている大泉水 / 右:京都の東福寺にある「通天橋」がモデルとなった鮮やかな朱色が映える橋

白山を代表するスポットたち


それではここからは、白山の代表的なスポットをご紹介いたします。
まず初めに、白山の地名の由来ともなった「白山神社」について、さらに深くご紹介していきます。 

白山神社は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)が口論になった際に、菊理援尊(くくりひめのみこと)がふたりの間に入り仲直りさせたとされる逸話から、縁結びや復縁のご利益があるといわれています。

白山神社
境内には縁結びや復縁、商談成立などの願いを込めて、多くの絵馬が奉納されています。絵馬の前に立っているのは近所の猫で、運が良ければ境内で見ることができます。

また、白山神社では『文京あじさいまつり』というイベントも開催しています。

白山神社の境内から「白山公園」にかけて約3,000株の多様なあじさいを見ることができ、期間中にはあじさいが咲き誇る富士塚が公開され、土日を中心に模擬店や物産展、コンサート、バザー等のイベントが開催され、老若男女問わず多くの人で賑わいます。(2020年、2021年は新型コロナウイルス感染症に伴い中止となり、2022年は6月11日(土)~6月19日(日)に開催されました。


さて、次にご紹介させていただくのは『文京花の五大まつり』のひとつで、さくら並木が有名な「播磨坂」です。

播磨坂で開催される『文京桜まつり』では約120本の桜が咲き誇り、有名なソメイヨシノのほか、淡い黄緑色で八重咲きの鬱金桜(うこんざくら)など、珍しい品種も見ることができます。

播磨坂
桜の時期だけでなく、葉が生い茂る新緑の時期も見どころ満載です。葉から桜に移り変わる季節は圧巻されること間違いなしですね。

さらに期間中のいずれかの土日2日間は、車道を歩行者に開放し、こどもどうぶつ村やステージイベント、模擬店などが催されるため、老若男女問わず楽しめるスポットとなっています。(2020年~2022年まで新型コロナウイルス感染拡大防止のため、イベントは中止しています。)

最後にご紹介させていただくのは国の指定文化財である「小石川植物園」です。

小石川植物園
上:秋には赤く染まるイロハモミジ並木 / 左:約1,400種が栽培されている公開温室 / 右:接ぎ木により分譲された、ニュートンの生家にあったリンゴの木

東京ドーム約3.5個分の園内には約4,000種の植物が栽培されており、季節によって移り変わる姿を楽しむことができます。春の桜や秋の紅葉の下でピクニックをする人や、園内のベンチでうたた寝をする人など、穏やかな時間が流れています。

また、並木に囲まれた静かな空間を歩けば、都会にいることを忘れ、日頃の疲れを癒す至福のひと時を過ごすことができるでしょう。

飲食店も魅力のエリア


ここからは “文京区・白山エリア” 内のグルメスポットを紹介していきます。
このエリアには地元の人々から長年愛されているお店や、メディアで取り上げられる有名店など、魅力的なお店が数多く集まっています。

中華 兆徳


“食べログ 中国料理 TOKYO 百名店 2021” に選出され、開店前から行列ができるという、老若男女問わず愛されるお店です。
なかでも黄金色に輝く玉子チャーハンや、毎朝仕込む絶品焼き餃子はメディアでも紹介されるほど人気で、数多くのタレントや俳優も “兆徳好き” を公言しています。

兆徳

小田原屋


1888年(明治21年)の創業から130年以上、伝統の味や新しい味を造り続けているお惣菜やさんです。5代目店主 村山権一さんが考案した一番人気の「すき焼き袋」は、メディアで紹介されたことから地元の人々だけでなく、他のエリアからも多くの人が訪れる看板メニューとなったそうです。

青いナポリ


元々の印刷工場跡を “面白く使いたい” という大家さんの思いからリノベーションし、オープンした本格イタリアンのお店です。
伝統的手法を用いて仕上げた自家製生地を使い、イタリアでも古くから愛されるこだわりの薪窯で焼き上げた本格ピザは多くの人から親しまれています。

次回からは物件をご紹介


いかがでしたか。
今回はBEARS社が手掛けた物件が建つ “文京区白山エリア” をご紹介させていただきました。

このエリアには歴史を感じるスポットや、ほっと一息つけるような緑が多く癒されるスポット、四季の花々を楽めるスポットがあり、様々な魅力に溢れたエリアといえるでしょう。

次回は “床面積約37㎡” の本物件について、外観や空間構成、コンセプトについてお伝えします。
たくさんの写真と一緒にご紹介しますので、どうぞお楽しみに。

あくび猫
Text by Misaki Matsumoto
Edit by Ayako Isetani
Photos by Mitsuo Yamamoto, Fumiko Nakayama
         

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