日本でまだ見ぬ “本物” のプロダクトを届ける——
「エルクリエーション」
海外の上質な素材や美しいインテリアを日本へ届ける「エルクリエーション」。「ロロ・ピアーナ インテリア」を始めとする一流ブランドのプロダクトをプロフェッショナルへ提供することで、上質な空間づくりを支えています。
BEARSはそんなエルクリエーションと2026年4月に顧問契約を締結。デザインの新たな視点を取り入れることで、 “豊かな暮らし” を叶える空間づくりをさらに加速させていきます。そこで今回は代表取締役の高田 真由美さんに、事業内容や素材へのこだわり、空間の質を高めるインテリアについてお話を伺いました。

魅力ある商材のバックグラウンドまで丁寧に伝える
——はじめに、エルクリエーションの事業内容を教えてください。
高田 真由美さん(以下、高田):インテリア商材の卸販売と国内外の企業に対する商品開発や販促企画のコンサルティング、トレンド情報の発信の3つを軸に事業を行っています。取り扱っているのは「ロロ・ピアーナ インテリア」「アレキサンダー・ラモント」と、いずれも素材に並々ならぬこだわりが詰まっている一方で、価格面や素材の繊細さといった観点から日本で広く流通させるのが難しいブランドです。少人数体制の当社だからこそ、限られた方にその価値を丁寧に伝え、販売することができるものだと考えています。


高田:お客様は建築家やインテリアデザイナーといった、空間づくりのプロフェッショナルの方々が中心です。当社が扱うブランドのプロダクトを取り入れたいというご要望をいただいて、その空間に合うものをご提案し、すぐに使っていただける状態までセッティングするのが私たちの役割です。
ご提案する際にはブランドや素材のこだわり、歴史といった背景まで丁寧にご説明することを心がけています。これは『ストーリーを知ることで、経年変化を味わいながら長く楽しんで使え、愛着も深まる』という考えからです。
海外の稀少な素材を、国内に紹介したい
——高田さんの審美眼はどのように育まれてきたのでしょうか。
高田:母がファッションデザイナーで染色にも長く携わっていたので、小さい頃から質の高い布を見てきました。また奈良県に住んでいたので、小学生の頃から寺社にもよく連れていってもらい、工芸品に触れて育ったんです。そうした環境が、今の素材へのこだわりに繋がっているのだと思います。
今でこそ海外のものを紹介する仕事をしていますが、元々漆や箔といった日本の素材も好きで、『日本と同じように海外にも優れた素材や美しいプロダクトがあることをご紹介したい』という想いが仕事の原点になっています。
——どのようなきっかけで事業を始められたのでしょうか。
高田:創業前までは輸入テキスタイル商社の企画室で12年ほど勤めていました。そこで自社プロダクトの開発と海外ブランドの日本における販促強化に携わった経験が、そのまま現在のコンサルティング業へと繋がっています。
また前職では世界中の工場や展示会を訪れて、素材からプロダクトができて販売されるまでの流れを一通り見てきました。そこで得た知見やトレンドをもっと広めていけたら良いのではないかと考えて始めたのが、情報発信の事業です。

——「ロロ・ピアーナ インテリア」と「アレキサンダー・ラモント」の取り扱いはどのようなきっかけで始まったのでしょうか。
高田:前職時代で得たご縁から、代理店販売のお話をいただいたのがきっかけです。いずれも素材へのこだわりが唯一無二で、こんなにも『自信を持ってご紹介できる』と言い切れるブランドに出会えたことは、本当に幸運だと思っています。
——それぞれのブランドの特徴を教えてください。
高田:「ロロ・ピアーナ インテリア」はペコラ・ネラやベビーカシミアなど独自の審美眼で見出し育ててきた “ストーリーを語れる特別な素材” を揃え、原毛の調達から製造工程まで本当に良いものを作るために一貫してこだわり抜いている点が特徴です。それゆえ手触りの良さに加えて素材そのものに力強さがあり、広い空間に収めたときに飛び抜けて美しく、部屋全体の印象を変えるほどの存在感を放ちます。


高田:「アレキサンダー・ラモント」は素材開発を得意とするブランドです。ストロー・マルケタリー(ライ麦の寄木)やシャグリーン(エイ皮)など、20世紀初頭のアールデコ室内装飾に使われた希少素材とデザインを再解釈し、毎年のように存在感のある家具やオブジェを生み出しています。インパクトが強く記憶に残りやすいので、 “このブランドでしかできない表現” を求めるデザイナーの方々からよく指名される存在です。



“自分の好き” を取り混ぜ、空間を美しく彩る
——住空間における海外と日本の違いについて、どのような印象を持たれていますか。
高田:海外の方は、部屋の中に昔から使い続けてきたものや旅先で集めたものなどを取り混ぜて “自分の歴史” として表現し、美しい空間をつくることがお上手だと感じます。一方で日本の方は新しい家具や小物を一度に揃え、整った空間をつくることが多い印象です。
そうなった背景として、日本ではヨーロッパに比べて新しい住宅やマンションに住む機会が多いことが挙げられます。新しい空間に昔から使ってきたものや愛着あるものを馴染ませる方法がわからず、移住するたびに買い換えてしまう傾向が強まっているのかもしれません。

——その違いがある上で、海外のインテリアを日本の住空間に取り入れる際に意識したいことを教えてください。
高田:既存の空間との調和を意識することに加えて、自分が『心から好き』と思えるものを選ぶことです。好きなものには自然と統一感が生まれるので、こだわりを持って選ぶのが良いと思います。
また実用性や効率だけで空間を整えるのではなく、美しいものを飾る “余白” をもっと楽しむのが良いと思っています。日本にはもともと “設え” という、目的や季節、もてなしの気持ちに合わせて空間を整える文化があります。そうした世界を知ると、空間のコーディネートがもっと楽しくなるはずです。

豊かな暮らしに繋がる、五感が満たされる空間づくり
——高田さんにとって、豊かな暮らしとはどのようなものですか。
高田:五感が心地よく満たされる空間で過ごすことです。特にインテリアでは “視覚” と “触覚” が大切だと思っています。例えば「ロロ・ピアーナ インテリア」では家具にはあまり使われないカシミヤで張った椅子があるのですが、その心地よい手触りに包まれていると1人でいても幸せな気持ちになります。そこに心地良い音楽や香り、美味しい食事が加わって五感で楽しめると、より豊かな生活に繋がるのではないでしょうか。
——最後に、これから取り組んでいきたいことを教えてください。
高田:さまざまな事情で日本ではなかなか見られない、海外にある美しい素材の数々をもっと多くの方に知っていただく場をつくっていきたいです。私どものお客様はプロの方が中心ですが、その先にはエルクリエーションが扱うアイテムを好む個人のお客様もいらっしゃると思います。BEARSさんなど他社様とのコラボレーションやさまざまなイベントへの参加を通じて、そうした方々にこだわりの素材に触れる機会を広げていきたいですね。


日本でまだ見ぬ本物の素材やインテリアとの出会いを創出するエルクリエーションは、 私たちに “豊かな暮らし” を叶えるための新たな選択肢をもたらしてくれます。BEARSとともに今後どのような展開を見せるのか、どうぞご期待ください。
高田 真由美 MAYUMI TAKATA
エルクリエーション株式会社 代表取締役 大学で言語学専攻、国際法律事務所で秘書として勤務。2000年、輸入テキスタイルを扱うマナトレーディング株式会社の企画室チーフとしてインテリア用テキスタイルを中心とした商品企画とブランドマーケティングを担当し、海外展示会やメーカーを数多く歴訪する。その後、2013年エルクリエーション株式会社を設立。
エルクリエーション株式会社
ヨーロッパを中心とする美しいインテリアやこだわりの素材を日本の多くの人々へ届けたいという思いから、商品の販売や情報提供、商品企画・コンサルティングなどを通じ、海外と日本を繋ぐ、さまざまな取り組みを行っている。「Ailes(エル)」はフランス語で「翼」という意味がある。 HP:ailescreation.co.jp





